韋駄天さまはお寺を守ってくださる神様のお一人です。この神様は、お寺の建物をお引き受けになり、火災や盗難のないようにいつも気を配っていただいております。ですから寺の入口においでになります。この神様はとても足が速いことで有名です。「韋駄天走り」という言葉もここからでています。身によろい、かぶとをつけ、宝棒といって、悪魔を打ち据える棒をお持ちになっています。でもそのお顔は実にやさしいお顔をなさっています。お寺に神様がと思われる方もあるかも知れませんが、インドの国に仏教が開かれたころ、たくさんの神々さまが仏教をお護りくださったと言われています。日本の神様とは違います。