私たちの宗門、曹洞宗はご本尊さまと し て、座禅をして禅定に 入られているお釈迦さまをおまつりすることになっています。 それは、お釈迦さまがお悟りになった時、座禅をしておられたので、 私達もお釈迦さまそのままに座禅をして、お釈迦さまの心を 心として、この身この心に精進していくことが 最も大切なことであるからです。 そして、向かって右側に迦葉尊者を、 左側に阿難尊者をおまつりすることもあれば、 碩水寺の場合のように文殊(獅子に乗っている)、普賢(象に乗っている)の両菩薩をおまつりして、三尊仏として、そのお徳をさらに高 め、荘厳化するのです。 |
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ただし、お寺 によっては、須弥壇の中央に、お釈迦さまでなく、 観音さまとか阿弥陀さまなどをおまつりしている所もありますが、 それはそのお寺の開創の由来などによるもので、碩水寺も今の曹洞宗になる以前は真言宗のお寺でした。 そこで、本尊さまは阿弥陀さまをおまつりしてあるのですが、 それでは厳密な意味において適当ではありませんから、 右側に仏壇を設けてお釈迦さまをおまつりしているのです。 |