さわやか法話4  ” いよいよ春、新しいスター トで・・・”

  今年の春一番は高校球児の熱戦が続く”甲子園”から吹いてきてくれました。 我が長野県代表の長野商業高校が大活躍、初戦を突破して二回戦に進出しました。 延長の末、6−5で息詰まる接戦を制したナインは喜びいっぱいの笑顔でした。
 「窮して変じ、変じて通ず」、どうしても成し遂げねばならないとことん絶対の窮地に 落ち込んだ時、その窮地、ピンチの真っ只中に腹を据え、真剣に対面すれば、 信じられないような不思議な力が、ファイトが自分を突き上げてくる。そして変身する。 変身して、より以上の縦横無尽の活躍ができる。
 「とことん窮してみよ」、禅の修業中に弟子を鍛え上げるためによく使われる言葉なんです。 「窮して変ず」、普段のたゆまざる努力、練磨、人一倍の鍛錬があってのこと、やればできるということでしょうか。 長野商のナインが届けてくれた”明るい春の息吹”にわが心もぬるませ、寝ている我が能力はまだまだあるはずだ、 古い上着を脱ぎ捨てて”変身”といきたいものです。いよいよ春、新しい年度のスタートです。

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