さわやか法話 50 六根C浄 |
テレビ等に放映される、富士山とか御嶽山に、白衣に身を包んだ行者が 「六根清浄 お山は晴天」と、唱えつつ登っている姿をご覧になったことがおありと思います。六根とは、私たちの眼、耳、鼻、舌、身、意を指していますし、清浄とは、清らかになる、澄ませるという意味です。即ち、一歩一歩山を登り、山のふところに入ることにより、ことごとく清められることと、自分自身、全身を清らかにして、ということが含まれています。山を修行の場と考える時、そこに、「清浄なる大自然」を感じ、その中の絶大なる生命に全身を傾け、身も心も清らかになった自分との対話が始まるのであります。 |